朝霞市の溝沼学校給食センターで職員4人が新型コロナウイルスに感染していた問題で、朝霞市は28日、自主的にPCR検査をした職員や長期休暇者らを除く、センター職員48人にPCR検査を行った。新たに5人の陽性が判明し、陰性者のうち29人が濃厚接触者だった。自主検査した職員もさらに1人が陽性だったことが分かり、感染者は計10人（調理員5人、パート調理員3人、事務職員2人）に上った。

　市は陽性者を自宅療養、濃厚接触者を自宅待機させる。同センターが配食している市内の全中学校5校と第十小学校の計6校の給食は、ご飯と牛乳、備蓄品などの簡易給食を30日も継続する。

　また、市内の別の学校給食センター「浜崎学校給食センター」の職員1人が自主的にPCR検査をして、感染していたことも判明した。市は施設を消毒するとともに、30日に職員44人を検査する。