埼玉新聞

 

会話に感じた違和感…他行の場所訪ねる来店男性 埼玉りそなの銀行員、詐欺疑い通報 草加署が感謝状

  • 感謝状を贈られた埼玉りそな銀行松原支店の瀬村泰紀支店長、腰高なつ美さん、鈴木由紀子さん、大村正幸草加署署長(写真左から)

 草加署は6月29日、特殊詐欺を未然に防いだとして、草加市松原1丁目の埼玉りそな銀行松原支店(瀬村泰紀支店長)、同支店ロビー担当の鈴木由紀子さん、営業課マネージャーの腰高なつ美さんに感謝状を贈呈した。

 同署などによると、6月15日午前9時半ごろ、来店した70代男性から、他行の場所を訪ねられた鈴木さんが、男性との会話で違和感を持ち腰高さんに相談。

 さらに男性から事情を聴くと「市役所から電話があり還付金の申請をするために銀行に行くように言われた」などと話したことから詐欺を疑い、警察に通報した。

 鈴木さんは「いつも通りやってきたことが詐欺防止につながって良かった。これからもアンテナを高くしていきたい」、腰高さんは「高齢のお客さまが多いので、詐欺被害が一件でもなくなればうれしい」と話していた。

 同署の大村正幸署長は「会話の中で感じた違和感が被害防止につながった。地域の皆さんの力で詐欺被害を抑止していただきとても心強い」と感謝を述べた。

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