埼玉新聞

 

「生誕140年記念 竹久夢二の軌跡」展

  •  「黒猫を抱く女」(1920年)

     「黒猫を抱く女」(1920年)

  •  「黒猫を抱く女」(1920年)

 【夢二式美人】

 展覧会「生誕140年記念 竹久夢二の軌跡」が、東京都文京区の竹久夢二美術館で開かれている。9月22日まで。

 大正ロマンを代表する画家・詩人の竹久夢二(1884~1934年)は、うりざね顔に、愁いを帯びた大きな瞳が特徴の「夢二式美人」と呼ばれる女性像を描き、人気を集めた。画壇に属さず、独創的に美を表現した夢二の「黒猫を抱く女」(新収蔵)など作品・資料約250点を展示する。

 担当学芸員は「夢二のデビューからの生涯や画業の軌跡をさまざまなジャンルの作品で紹介しています。その魅力に触れる貴重な機会になっています」と話す。一般千円。小中学生500円など。問い合わせは同館、電話03(5689)0462。

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