埼玉新聞

 

埼玉、熱中症の搬送2倍に 1週間で584人救急搬送  昨年同時期は272人 5日間連続で警戒アラート 乳幼児も6人搬送

  • 【ちなみ】救急車=事件事故イメージ

    熱中症で584人搬送

  • 【ちなみ】救急車=事件事故イメージ

 埼玉県消防課と消防庁によると、熱中症で1~7日の1週間に埼玉県内で584人が救急搬送された。昨年同時期の272人の2倍以上。7月に入り猛暑が続き、4日からは5日間連続で熱中症警戒アラートが発表されていた。
 
 584人の熱中症の程度は、重症は11人、中等症は206人、軽傷は367人。死亡例はなかった。
 
 年代別では65歳以上の高齢者が353人で全体の約6割を占め、18歳未満は42人だが、7歳未満の乳幼児も6人が搬送された。
 
 この間、全国では19人の死亡が確認された。
 
 9日以降、埼玉で警戒アラートは発表されていないものの、今後も警戒すべき暑さと湿度が続く見通しで、県は適切なエアコン使用や小まめな水分補給のほか、熱中症に弱い子供やお年寄りへの配慮など、対策の徹底を呼びかけている。

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