弥生神殿、5本の柱は700年差 池上曽根遺跡、埋没林使用か
2024/07/10/19:41
国立歴史民俗博物館(千葉県)や大阪府和泉市教育委員会などのグループは、弥生時代の環濠集落・池上曽根遺跡(大阪府)の「神殿」ともされる大型掘っ立て柱建物の柱5本の年輪年代を再調査し、結果を10日発表した。「柱12」は紀元前52年と再確認。紀元前113年とされた「柱16」は、外側が削られており、伐採された年代は不明だが、残っている最も外側の年輪は紀元前782年と判明した。同じ建物の柱でも年代差が700年もあり、新たな謎として注目を集めそうだ。