<高校野球>2年ぶり、夢の甲子園へ 149チームが参加、埼玉大会が開幕 1、2回戦は一般無観客
第103回全国高校野球選手権埼玉大会は9日、県営大宮球場で開始式が行われ、開幕。2年ぶりとなる夢の甲子園出場を懸け、149チームが参加して12日間にわたる熱戦の火ぶたが切られた。決勝は27日午前10時から同球場で実施され、優勝校が全国高校野球選手権(8月9~25日・甲子園)に出場する。
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午前9時、無観客の中、開始式が始まった。新型コロナウイルス感染防止のため、例年のような全ての出場チームが入場行進する開会式は催されず、マウンド前に開幕試合の東農大三と川越南の2校と選手宣誓を務める星野の星静流(せいる)主将だけが参加して、開始式が実施された。前夜から降り続いた雨は、選手たちの熱気が通じたのか、式典が始まると小降りになった。
坂上節県高野連会長は「仲間を信じ、勝利を目指して白球を追える喜びを取り戻し、2年ぶりの夏の大会を取り戻してきました。この球場で熱戦が繰り広げられることを期待している」とあいさつした。
最後に星主将が力強く選手宣誓。「この感謝の気持ちを懸命に白球を追い掛けることで体現し、このような社会の中で一筋の光になることを誓います」と球児たちの思いを代弁した。
降雨で約2時間遅れた開幕戦は、東農大三が6―2で川越南に勝利。第2試合は八潮南が3―1で川越を下した。
大会第2日の10日から熱戦が本格化し、9球場で1回戦19試合が行われる。今大会は、1、2回戦が一般無観客。ただし、学校関係者と野球部関係者の入場は認めて行われる。3回戦以降は有観客試合で実施される。
■7月10日の試合
【県営大宮】
▽1回戦
浦和北―正智深谷(9時)
熊谷―浦和(11時30分)
富士見―深谷商(14時)
【レジスタ大宮】
▽1回戦
栄北―秀明(9時)
小鹿野―大宮南(11時30分)
【上尾市民】
▽1回戦
開智―鴻巣(9時)
秩父―ふじみ野(11時30分)
【市営浦和】
▽1回戦
浦和西―浦和麗明(9時)
小川―浦和東(11時30分)
【熊谷公園】
▽1回戦
妻・白・児―寄居城北(9時)
熊谷西―飯能(11時30分)
【越谷市民】
▽1回戦
開智未来―宮代(9時)
不動岡―新座(11時30分)
【朝霞市営】
▽1回戦
朝霞西―白岡(9時)
八潮―坂戸(11時30分)
【川口市営】
▽1回戦
岩槻―栄東(9時)
久喜工―志木(11時30分)
【所沢航空】
▽1回戦
豊岡―越谷北(9時)
所沢中央―羽実・羽一(11時30分)
※妻・白・児は妻沼・児玉白楊・児玉の連合チーム
※羽実・羽一は羽生実・羽生一の連合チーム
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