埼玉新聞

 

<新型コロナ>新規陽性者、朝霞や和光などで大幅増 知事が懸念…埼玉県内のまん延防止措置、区域見直しへ

  • 埼玉県の大野元裕知事

 大野元裕知事は13日の定例会見で、さいたま、川口両市を対象に12日から8月22日まで延長された県内のまん延防止等重点措置の措置区域の見直しについて言及。緊急事態宣言が出された東京に近い、朝霞、和光、ふじみ野市などの新規感染者が「顕著に増えている」と懸念を示した。

 県によると5月1日~6月20日と、6月21日~7月6日の1日当たりの新規陽性者数を比べると、朝霞市では3・78人から4・13人、和光市では2・06人から2・94人、ふじみ野市では1・90人から2・63人となり、6月20日をもって措置区域の指定から外れて以降、3市では大幅に新規陽性者が増えている。

 大野知事は「今後はさいたま、川口両市を含め、必要に応じて柔軟に検討し、それ以外の地域についても(措置指定を)かけていきたい」と話し、近く専門家会議に措置適用の在り方について諮問する考えを示した。

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