問題2問に誤り、受験者全員を正答で採点 公立学校の教員採用試験、埼玉県教育局「合否に影響ない」
2021/07/14/00:00
県教育局は13日、11日に実施した2022年度県公立学校教員採用選考試験の問題に誤りがあり、受験者全員が正答とすると発表した。
同局教職員採用課によると、「一般教養・教職科目」では被子植物の花のつくりを表す図において、正しくは「柱頭」と表記するところを誤って「桂頭」と表記していた。試験中に受験者からの指摘があり、判明したという。また、「特別支援教育」では点字と対応する墨字を問う問題で、「おはよう」の点字での表記が誤っていた。試験終了後に外部から指摘を受け判明した。
一般教養・教職科目はさいたま市を含む小中高校、特別支援学校の教員や看護、栄養教員の志願者約3077人が受験。特別支援教育の試験は特別支援学校教員の志願者約330人が受験していた。同課は2問について「受験者全員を正答として採点するため、合否などには影響しない」と説明した。合格者は30日に発表される。