埼玉県などは19日、新型コロナウイルスに感染していた80代女性1人が死亡、新たに199人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が127人、さいたま市14人、川口市38人、川越市14人、越谷市6人。

　これまでに確認された感染者は4万9881人（チャーター便帰国者含む）、死者は843人（19日午後6時現在）。

　19日午後9時時点の重症者は32人、感染者の入院は637人、宿泊療養501人、自宅療養989人。退院・療養終了は4万6417人。

　県によると、県管轄で詳細が判明したのは10歳未満～90代の男女101人。会食では20～50代の男女7人が感染したとみられている。県教育局によると、県立川越特別支援学校の児童生徒6人と教職員の30代男女2人が感染し、20日まで学校閉鎖とした。県立川越南高校は新たに生徒2人の感染が分かり、同校の感染者は計5人になった。また、西部地区2校、東部地区1校、南部地区1校の県立学校計4校で、それぞれ児童生徒が1人感染した。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～60代の男女14人。

　川口市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女38人。生徒1人の感染が16日に判明した市立中学校は19日を学級閉鎖にした。

　川越市によると、治療していた80代女性が17日に死亡した。感染が判明したのは10～60代の男女14人。市内の障害児通所施設で、18日までに職員4人と市内の特別支援学校などに通う利用者7人が感染し、クラスター（感染者集団）と認定された。職員の1人は菅間学校給食センターに勤める調理員で、給食センターでの濃厚接触者はいなかった。

　越谷市によると、感染が判明したのは10～40代の男女6人。