選挙権ない男性が投票 志木市の期日前投票所で誤り 登録抹消を確認も、協議中に別の職員が投票用紙を交付
2019/04/06/00:00
志木市選挙管理委員会は5日、7日投開票の県議選を巡り、市役所に開設している期日前投票所で、誤って選挙権のない男性に投票用紙を交付したと発表した。男性はそのまま投票したため、同選管は「公選法に準じて、投票用紙に正しく候補者名が記載されていれば、有効投票として取り扱う」としている。
同選管によると、3日午後5時ごろ、市役所2階の期日前投票所で、投票所の入場券を所持している富士見市の男性が来所した。男性は昨年12月、志木市から富士見市に転居していたため、志木市の選挙人名簿から抹消されていることを職員がパソコンで確認したが、職員らが協議していた際、別の職員が誤って男性に投票用紙を交付した。
志木市は3月下旬に男性の有権者登録を抹消したが、投票所の入場券は3月7日現在の登録者を基に作成したため、男性に郵送されていた。
同選管事務局長は「選挙人の住所要件の確認を徹底し、細心の注意を払って投票事務を行いたい」とコメントしている。