埼玉新聞

 

意識不明…高3球児、飲酒運転の車にはねられる 帰宅せず探し回った両親、警察から妹に電話 搬送され意識戻らぬ日々 チーム仲間50人のビデオレター、耳元で聞かせると涙流れ…意識戻る 最後の夏、仲間と球場へ

  • 仲間が活躍する度に喜びを爆発させる西武文理高記録員の山口眞士さん(右)=18日、県営大宮

    仲間が活躍する度に喜びを爆発させる西武文理高記録員の山口眞士さん(右)=18日、県営大宮

  • 仲間が活躍する度に喜びを爆発させる西武文理高記録員の山口眞士さん(右)=18日、県営大宮

 18日に県営大宮球場などで行われた全国高校野球選手権埼玉大会3回戦。仲間が攻撃で活躍するたびに喜びを爆発させる西武文理高3年で記録員山口眞士(まなと)さん(17)は昨年11月、自転車で帰宅途中、飲酒運転の車にはねられ、2週間意識を失う事故に遭い選手を諦めた。意識を取り戻す大きな力になったのは仲間の存在。「自分の武器は声」。山口さんはベンチから声を出し続け最後まで戦った。

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