埼玉新聞

 

【動画】熊谷うちわ祭、きょう巡行祭 5年ぶりに完全復活 初日は熊谷駅前に山車と屋台が勢ぞろい 夏本番を告げるはやしが街に響き渡る

  • 12台の山車と屋台がそろって行われた初たたき合い

    12台の山車と屋台がそろって行われた初たたき合い=20日午後7時5分ごろ、熊谷市筑波の熊谷駅北口駅前広場

  • 12台の山車と屋台がそろって行われた初たたき合い

「関東一の祇園」と称される八坂神社大祭「熊谷うちわ祭」が20日、熊谷市の中心市街地で始まった。今年は2日目の巡行祭が昼間に行われ、新型コロナウイルス感染拡大前の実施方式が5年ぶりに完全復活する。22日まで。

 夏の暑さで知られる熊谷市内は強い日差しに照らされ、最高気温は37・0度を記録。祭りは早朝の渡御祭で始まり、愛宕神社に合祀(ごうし)されている八坂神社の神が、神輿でお祭り広場の行宮に移った。神輿の巡幸ルートは、担ぎ手らの熱中症を予防するため、従来の3分2ほどに短縮。今年の祭礼を統括する年番町は第壱本町区で、トップの大総代を務める萩原直幸さん(67)は「猛暑が想定されているが、無事故で盛大な祭りが執行できるよう祈りたい」とあいさつした。

 夕方になると、12カ町の山車と屋台が熊谷駅北口駅前広場に勢ぞろい。初たたき合いが行われ、夏本番を告げるはやしが街に響き渡った。

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