埼玉新聞

 

「金魚ねぷた」列車、涼やかに 青森・弘南鉄道、8月末まで運行

  •  工芸品「金魚ねぷた」が飾られた弘南鉄道・大鰐線の車内=14日、青森県大鰐町

     工芸品「金魚ねぷた」が飾られた弘南鉄道・大鰐線の車内=14日、青森県大鰐町

  •  工芸品「金魚ねぷた」が飾られた弘南鉄道・大鰐線の車内=14日、青森県大鰐町

 青森県弘前市などを走る弘南鉄道・大鰐線で、津軽地方の夏を代表する工芸品「金魚ねぷた」約350個を車内に飾った列車が8月末まで運行中だ。土日祝日などの夜には、ねぷたの明かりだけを車内照明に走行。暑さが続く日々に涼やかな雰囲気を演出している。

 金魚ねぷたは江戸時代、庶民が高級魚だった金魚を飼う代わりに竹と和紙で作ったのが由来とされる。飾り付けたのは一つ約15センチで、ライトアップ時は、内部の発光ダイオード(LED)ライトが金魚の赤い和紙を通して2両編成の車内を幻想的に照らす。

 中央弘前駅から大鰐駅までの13・9キロを約35分で結び、1日8往復する。追加料金はない。

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