埼玉新聞

 

熊谷うちわ祭 強い日差しの中、巡行祭 昼間開催は5年ぶり 山車や屋台が炎暑を吹き飛ばすように市街地進む きょう最終日

  • 強い日差しを浴びて、街の中心部を巡行する各町の山車や屋台=21日午後2時半ごろ、熊谷市内

    強い日差しを浴びて、街の中心部を巡行する各町の山車や屋台=21日午後2時半ごろ、熊谷市内

  • 強い日差しを浴びて、街の中心部を巡行する各町の山車や屋台=21日午後2時半ごろ、熊谷市内

 「関東一の祇園」として知られる「熊谷うちわ祭」は21日、巡行祭が熊谷市中心部を貫く国道17号などで行われ、12カ町の山車や屋台がはやしの音とともに勇壮に引き回された。巡行祭を昼間に催すのは、5年ぶりとなる。

 コロナ禍のため過去4年は規模縮小などを強いられ、昨年はほぼ通常開催できたものの、花形となっている巡行祭は時間を短縮して午後5時半から行われた。従来の実施形態が完全に復活した今年は、巡行祭を午後1時に開始。熊谷は最高気温が37・1度の猛暑日となったが、12台の山車や屋台が炎暑を吹き飛ばすように市街地を進んだ。

 都合がつく限り毎年訪れるという市内の会社員仲田亮さん(52)は「かつての形に戻ってうれしい。これからも頑張って、伝統を守ってほしいですね」と願う。夕方には、たたき合いが行われた。最終日の22日は、毎年交代で祭りを取り仕切る年番町を引き継ぐ年番送りなどで締めくくる。

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