不法残留者の先入観…埼玉県警、外国籍男性を誤認逮捕 在留期限切れも更新の手続き中 7時間半後に釈放
2021/07/24/00:00
県警は23日、在留期限の延長を申請中の20代の外国籍男性を入管難民法(不法残留)の疑いで誤認逮捕したと発表した。男性は約7時間半後に釈放された。
県警によると、さいたま市内の路上で酔って寝込んだ外国人男性がいると通報を受け、22日夕に保護。所持品などを確認したところ、期限切れの在留カードが出てきたという。出入国在留管理庁に男性を照会。在留期限切れとの回答書が届き、同日午後10時33分に現行犯逮捕した。
しかし回答内容に「更新手続き中」との記載を見落としていたことが分かり、23日午前6時に釈放した。
担当した捜査員らは「期限切れのカードを持っており、不法残留者への先入観があった」と話しているという。県警外事課は「逮捕は遺憾。指導を徹底する」としている。