10歳未満の小学生男子児童にわいせつな行為をしたとして、埼玉県警捜査1課と大宮東署は23日、不同意わいせつの疑いで、さいたま市見沼区大和田町1丁目、無職の男（40）＝不同意性交等罪で起訴＝を再逮捕した。

　再逮捕容疑は4月28日午後4時37分ごろから49分ごろまでの間、さいたま市見沼区内のコンビニエンスストアの駐車場で、県内の10歳未満の小学生男児に対して体を触るなどのわいせつな行為をした疑い。「事実ではありません」と容疑を否認しているという。

　同課などは、同じコンビニ付近にある公園敷地内に駐車されていた乗用車内で、別の10歳未満の小学生男児に対して性的暴行を加えたとして男を逮捕していた。

　男は当時、男児が友人2人とコンビニにいたところを接触し犯行に及んだ。男児にけがはなかったという。男児らとは約1年前から付近の公園で遊ぶなどしており、面識はあったとみられる。
　
　県警は、男らが子どもとの接触を目的として、常習的に同公園に出入りしていた可能性を視野に、同様の手口の余罪などを慎重に捜査している。

■鬼ごっこの男児に性的暴行（以下、初報記事）

　10歳未満の小学生男子児童を車に連れ込み性的暴行を加えたとして、県警捜査1課と大宮東署は6月24日、不同意性交等の疑いで、さいたま市見沼区大和田町1丁目、無職の男（40）を逮捕した。

　逮捕容疑は4月29日午後2時半ごろから同3時ごろまでの間、同市見沼区内の公園敷地内に駐車されていた乗用車内で、県内の男児に対して性的暴行を加えた疑い。「逮捕内容は事実ではありません」と容疑を否認しているという。男児にけがはなかった。

　同課によると、男児は事件直前の同日午後1時ごろ、公園付近のコンビニ店で友人と共に40歳男の知人で、神奈川県の20代男に声をかけられ公園へ向かい、その後40歳男と合流。4人で鬼ごっこなどをして遊んだ後、40歳男によって公園駐車場に駐車されていた男名義の車へ連れ込まれ、被害に遭った。

　20代男は40歳男が合流する前に男児に対してわいせつな行為をしていたとして、同日に不同意わいせつの疑いで県警に逮捕され、その後に県迷惑防止条例違反の罪で起訴されていた。

　同日午後4時ごろ、男児の友人の父親が「子どもの友達の男の子がわいせつ被害に遭った」と公園付近で活動中の警察官に被害を申告。防犯カメラなどの精査で40歳男の犯行を特定した。

　県警は、40歳男らが子どもとの接触を目的として、常習的に同公園に出入りしていた可能性を視野に、余罪などを慎重に捜査している。