埼玉新聞

 

【東京ウオッチ】親子で見つけて、夏休み自由研究のヒント―渋谷の「米とサーカス」で昆虫食フェア いまのTokyoをつかむイベント情報(27日~8月4日)

  •  飲食店「米とサーカス」の夏休みイベントで提供される「昆虫パフェ」(右)と「虫の団子」=東京都渋谷区

     飲食店「米とサーカス」の夏休みイベントで提供される「昆虫パフェ」(右)と「虫の団子」=東京都渋谷区

  •  パフェに使われる昆虫が並んだ皿を手にする「米とサーカス」の宮下慧さん=東京都渋谷区

     パフェに使われる昆虫が並んだ皿を手にする「米とサーカス」の宮下慧さん=東京都渋谷区

  •  高知のよさこい祭りのパフォーマンス(提供写真)

     高知のよさこい祭りのパフォーマンス(提供写真)

  •  麻布台ヒルズ内の葉っぱをスタンプにしてうちわを作るプログラム(イメージ写真)(提供写真)

     麻布台ヒルズ内の葉っぱをスタンプにしてうちわを作るプログラム(イメージ写真)(提供写真)

  •  「KOSMIK CHILDREN No.012」(W330×H450mm ネオシルクスクリーン/キャンバス)(提供写真)

     「KOSMIK CHILDREN No.012」(W330×H450mm ネオシルクスクリーン/キャンバス)(提供写真)

  •  飲食店「米とサーカス」の夏休みイベントで提供される「昆虫パフェ」(右)と「虫の団子」=東京都渋谷区
  •  パフェに使われる昆虫が並んだ皿を手にする「米とサーカス」の宮下慧さん=東京都渋谷区
  •  高知のよさこい祭りのパフォーマンス(提供写真)
  •  麻布台ヒルズ内の葉っぱをスタンプにしてうちわを作るプログラム(イメージ写真)(提供写真)
  •  「KOSMIK CHILDREN No.012」(W330×H450mm ネオシルクスクリーン/キャンバス)(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【8月1日(木)】

 ▽「米とサーカス 夏の昆虫食フェア」(~31日、渋谷パルコ店)

 昆虫食を通して虫の生態系や食文化を発見できる夏休みイベントが、飲食店「米とサーカス」の渋谷店で開始される。

 期間中は、昆虫を使って仕上げた7~10種類の特別メニューを提供。店のブランディング・ディレクター宮下慧さんは「昆虫好きなお子さんやその親御さんに、食を通して好奇心の幅をさらに広げてもらいたい」と開催の目的を話す。

 国連食糧農業機関(FAO)は2013年、世界の食糧危機の解決に栄養価が高い昆虫類の活用を推奨する報告書を発表した。高田馬場店を第1号とし、野生の鹿肉などの“ジビエ”を手頃な値段でサービスしていた同店もこの動きに注目。15年にはイナゴをトッピングしたチョコレートを開発し、アリの卵を混ぜただし巻き卵やドライコオロギを載せた団子などをメニューに加え、昆虫食の必要性や魅力を伝え続けてきた。

 フェアの目玉の一つは「夏休みの自由研究のヒントにもなるはず」と宮下さんが薦める、食べながら虫の生態系が分かる「昆虫パフェ」。コオロギの入ったチョコレートアイス、タガメの水ゼリー、マゴットのチーズケーキなどをグラスの中に重ね、地上から地中まで幾層にもわたり生息する虫たちの体系を再現する。使用した虫の一覧表も用意し、味わいながら楽しく学べる工夫を凝らす。

 「昆虫食の盛んな国は世界にたくさんある。子どもたちにはこの機会に、各国の食の歴史や文化的背景も探ってほしい」

 ○そのほかのお薦めイベント

 【27日(土)】

 ▽「東京駅前の丸ビルに日本のお祭り大集合!」(~8月16日、千代田区・丸ビルホール)

 日本各地から集まった本格的なお祭りのパフォーマンスショーが、丸の内で開催される。

 イベント「NAKED “OMATSURI” Eat, Play, and Dance!」の一環で、デジタルアート演出を手がける「NAKED(ネイキッド)」と無形文化の継承に取り組む「あっぱれ」の両社がコラボレーション。高知のよさこい、徳島の阿波おどりや群馬の八木節など、10種以上の祭りの踊りを日替わりで鑑賞できる。

 伝統的なお祭りアイテムを身に着けると、浮世絵風の背景がプロジェクションマッピングで浮かび上がり、秋田のナマハゲや沖縄のエイサーを疑似体験できるデジタルスポットも。ライブの熱気と最先端の技術を通して家族や親子で祭りを楽しみたい。

 ▽「サマー アット ザ グリーン」(~9月1日、港区・麻布台ヒルズ)

 “グリーン&ウェルネス”をコンセプトに、緑豊かな麻布台ヒルズの中央広場などで思い切り楽しめるイベントが行われている。三つの催しが展開され、同施設では昨冬の開業以来、初の夏休み企画となる。

 「サマーガーデン」では、香り豊かな「ハーブと野草のグリーンカレー」などのフードやオリジナルドリンクを提供。木曜日限定(一部除く)の若手ジャズミュージシャンによるライブなど、夏の夜にふさわしいパフォーマンスも。

 8月9~11日には、隣接する西久保八幡神社で行われる盆踊りとあわせて「麻布台ヒルズ納涼祭り」が開催される。施設内の人気レストランやカフェが広場の屋台に出店し、唐揚げやスイーツが並ぶ。広場中心には子どもがスーパーボールすくいや水鉄砲の射的を楽しめる縁日も登場。

 全43種のワークショップを開催する「ヒルズ・ワークショップ フォー・キッズ 2024」(~18日)では、食育や憧れの職業を子どもたちが“手づくり”を通して体験できる。ヒルズ内の葉っぱを色とりどりのスタンプにしてオリジナルのうちわを作るプログラム(7月28日~8月8日)は、予約なし先着順で参加可能。植物について学びながら、夏の思い出をつくる機会となる。

 ▽「キッザニア サマー 2024」(~9月1日、江東区・キッザニア東京)

 豊洲の子ども向け職業・社会体験施設で、夏のイベントが行われている。

 8月8日~9月1日には、世界的ダンサーのケント・モリさんとのコラボレーション企画「DAY ONEパレード」を実施。子どもたちはカラフルな衣装でダンスを踊り、パレードダンサーの仕事を体験できる。

 ▽「UNDERCOVER『KOSMIK CHILDREN(コズミック チルドレン)』」(~29日、伊勢丹新宿店)

 日本のファッションブランド「UNDERCOVER(アンダーカバー)」が新宿で展覧会を開催、シルク版画や刺しゅう入りのクッションなどを展示販売している。

 注目は、アートディレクターの永戸鉄也さんが手がけたコラージュとデザイナーの高橋盾さんのフリーハンドドローイングを組み合わせた作品。テディベアのさまざまな動きを描いた木板が目を引く。高橋さんによる地面に落ちたアイスクリームを描いたネオシルクスクリーンもユニークだ。刺しゅう入りのクッションには猫の姿などをモチーフとして取り入れた。

 本展ロゴや展示のグラフィックをコラージュしたTシャツ3種を販売、大人からキッズサイズまで用意した。親子でアートとショッピングが楽しめる空間となる。

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