埼玉新聞

 

倉田保昭、ジャッキー・チェンとの約束とは 「帰って来たドラゴン」各地で上映 終盤のアクションに注目

  •  映画「帰って来たドラゴン」の一場面<(C)1974 Seasonal Film Corporation>

     映画「帰って来たドラゴン」の一場面<(C)1974 Seasonal Film Corporation>

  •  倉田保昭

     倉田保昭

  •  短編映画「夢物語」の一場面<(C)倉田プロモーション>

     短編映画「夢物語」の一場面<(C)倉田プロモーション>

  •  映画「帰って来たドラゴン」の一場面<(C)1974 Seasonal Film Corporation>
  •  倉田保昭
  •  短編映画「夢物語」の一場面<(C)倉田プロモーション>

 1960年代から国内外で活躍し、78歳の今も現役を続けるアクション俳優の倉田保昭。代表作の一つ「帰って来たドラゴン」(74年)の2Kリマスター版が、26日以降、東京・新宿武蔵野館など各地で上映される。倉田は見どころに「ラスト10分を超えるノンストップアクション」を挙げた。

 日本でもヒットした香港のカンフー映画。倉田は主人公と対決する最強の悪役ブラック・ジャガーを演じた。「出演作品120本近くの中でも、最高にハードな撮影でした」と振り返った。

 倉田が製作総指揮を務め、昨年から今年にかけて撮影した短編「夢物語」シリーズ2作品も週替わりで同時上映する。倉田演じる老人が夢の中で敵と戦う物語。「昔のアクションとどう違いがあるか、皆さんにご評価いただけたらと思います」

 71年から海外のカンフー映画に出演し、ジャッキー・チェンらと共演。74年からは国内でも俳優として活動しながら、後進の育成に努めてきた。現在も毎日2時間のトレーニングを続け、午後6時以降は原則、水以外を口にしないなど、自己管理を徹底している。

 6月に来日したジャッキーと旧交を温め「お互いに世界最高齢のアクションスターを目指そう」と約束した。今後も「夢物語」シリーズの製作を続けるつもりだ。「あと何本か作りたいと思っています。どこまでアクションを続けられるか」と意欲を燃やした。(共同通信=高田麻美)

ツイート シェア シェア