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自動車関連でまた倒産…部品製造のエスエス 過去、大手メーカーに強固な販路も 負債13億円で特別清算開始命令 埼玉・川口

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    川口のエスエスに特別清算開始命令

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 金属プレス加工のエスエス(旧商号・サンシン、川口市)が今月上旬にさいたま地裁から特別清算開始命令を受けていたことが25日分かった。帝国データバンク大宮支店によると、負債総額は約13億円。

 エスエスは1950年に創業し69年に法人を改組。主に自動車用排気系部品の加工・製造を手がけ、サイレンサー(消音器)やドアサッシュ(フレーム)などを主力に、二輪車部品も扱っていた。大手自動車メーカーグループに強固な販路を有し、2003年9月期は年売上高約18億円を計上していた。

 得意先が限定的で発注元の動向に影響を受けやすく、近年は受注量も大幅に落ち込んでいた。設備投資にも積極的だったが、有利子負債が膨らみ資金繰りを圧迫。23年9月に新たに別法人として旧商号と同じサンシンを設立し同社に事業を譲渡した。その後、商号をエスエスに変更し、今年2月29日の株主総会で解散を決め、残存の金融負債を整理するため今回の措置となった。

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