埼玉新聞

 

<高校野球>埼玉きょう決勝、花咲徳栄―昌平の見どころ 花咲徳栄の打撃陣、要は主将の生田目と主砲石塚 6番横山がキーマン 投打盤石の昌平、最速146キロ右腕鈴木ら好調 打率5割超の3番山根ら注目

  • (左)打率4割7分6厘で確実に走者をかえす花咲徳栄の6番横山 (右)最速146キロの直球の球威と変化球の切れで勝負する昌平の右腕鈴木

    (左)打率4割7分6厘で確実に走者をかえす花咲徳栄の6番横山 (右)最速146キロの直球の球威と変化球の切れで勝負する昌平の右腕鈴木

  • 5回戦以降の組み合わせ

    5回戦以降の組み合わせ

  • (左)打率4割7分6厘で確実に走者をかえす花咲徳栄の6番横山 (右)最速146キロの直球の球威と変化球の切れで勝負する昌平の右腕鈴木
  • 5回戦以降の組み合わせ

 第106回全国高校野球選手権埼玉大会は28日、県営大宮球場で花咲徳栄―昌平(10時)のカードで決勝が行われる。5年ぶり8度目の栄冠を狙うAシード花咲徳栄と悲願の甲子園初出場を目指すAシード昌平の夏の決勝での顔合わせは初めて。準決勝までのデータを基に決勝の行方を展望した。

 今季3度目の頂上決戦。秋、春はともに2桁安打の打撃戦を繰り広げながら、先制した花咲徳栄が一度もリードを譲らず勝ち切っただけに、序盤の主導権争いが勝敗の鍵を握りそうだ。

 王座奪還にまい進してきた花咲徳栄は、そつのない攻撃に投手力が加わり今季県内16連勝中。

 攻撃の要は主将の生田目と主砲石塚。打率4割超えの1番斎藤、6盗を決めた俊足の2番目黒が好機を築く。打率4割7分6厘の6番・一塁手横山は準々決勝でサヨナラ負け回避の好捕を披露すると、準決勝では犠飛で打点を挙げ、その後3打席全出塁と波に乗りキーマンとなりそうだ。

 今夏、準決勝までチーム打率4割超え、同防御率0・42と投打で盤石な試合運びを見せ勝ち上がってきた昌平は、先制点を奪えるかが勝負。

 右腕鈴木は最速146キロを誇り、スライダーが武器の左腕古賀も11回2/3を投げ16奪三振と好調。エース石井、佐藤ら投手陣の総力戦で守り勝てるか。3番山根、5番渡辺、6番園田の5割超えバッターが打線の援護で流れを引き寄せたい。
 

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