埼玉新聞

 

大勢の客にぎやか“川越百万灯夏まつり”始まる 川越一番街の周辺、ちょうちん飾られ魅了 きょう28日も時代行列など予定

  • 赤や青色のちょうちんが連なる「川越百万灯夏まつり」=27日午後、川越市内

    赤や青色のちょうちんが連なる「川越百万灯夏まつり」=27日午後、川越市内

  • 赤や青色のちょうちんが連なる「川越百万灯夏まつり」=27日午後、川越市内

 小江戸の夏を彩る「川越百万灯夏まつり」が27日、川越市中心部の川越一番街商店街周辺で始まった。赤や青色のちょうちんを縦に配置した飾りが蔵造りの道沿いに連なり、華やぎを与えた。

 川越百万灯夏まつりは、川越城主の松平斉典(なりつね)から生前に受けた恩義に報いようと1850(嘉永3)年、家臣三田村源八の娘魚子(ななこ)が斉典の新盆に切り子灯籠を作り、表玄関に掲げたことが始まりとされる。その後の中断を経て1960年、市と観光協会、川越商工会議所の主催で復活。市制施行60周年の82年には現在の名称になり、市民参加型の祭りとして開かれている。

 ちょうちんが飾られた市街地では、はやしや踊りが披露され、多くの客でにぎわった。家族と訪れた川越市の女性(37)は「ちょうちんが思ったよりも光って見えて、きれいだ」と話した。

 夏まつりは28日も行われ、時代行列などが予定されている。
 

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