白岡中央総合病院、移転へ 25年の開設を目指す 老朽化、コロナで狭さが課題 移転後は新機能を拡充
2021/08/05/00:00
白岡市は、同市小久喜の白岡中央総合病院(256床)が同市白岡地内に移転すると発表、市役所で4日、同院と協定を締結した。2025年の開設を目指す。
同院は1978(昭和53)年開院。二次救急指定、市内唯一の総合病院。施設の老朽化が進み、コロナ対応では院内の狭さなどが課題に。病院側は一昨年、市に対し移転に向け支援を要望していた。
移転先は、JR宇都宮線白岡駅西口から650メートル、県道春日部菖蒲線沿い、市立白岡中学校東側約4万平方メートルの土地。これまでショッピングセンター誘致などの計画があったが頓挫(とんざ)していた。
協定によると、市は用地確保や周辺インフラ整備などを支援。病院側は新病院に新たな機能を拡充するなど、開設に向け準備を進める。締結式には同院を運営する上尾中央医科グループ中村康彦会長、橋本視法(みのり)同院長らが出席。藤井栄一郎市長と協定書に署名した。中村会長は「新たな気持ちで今まで以上に白岡市の皆さまと手を携え、安心安全を守っていきたい」と話した。