埼玉新聞

 

早くも稲刈りスタート 埼玉一のコメどころ加須で 早場米「五百川」の収穫作業 暑い日続き今年はやや早め

  • 北川辺地域で収穫作業が行われた早場米「五百川」=30日午前、加須市麦倉

    北川辺地域で収穫作業が行われた早場米「五百川」=30日午前、加須市麦倉

  • 北川辺地域で収穫作業が行われた早場米「五百川」=30日午前、加須市麦倉

 県内一のコメどころ、加須市の北川辺地域で30日、早くも早場米「五百川」の収穫作業が行われた。暑い日が連日続き、今年は収穫がやや早めに推移している。

 北川辺地域は利根川と渡良瀬川がもたらす肥沃(ひよく)な土壌に恵まれ、昔から稲作が盛ん。農家の8割以上がコシヒカリを生産している。五百川はコシヒカリ系のコメで、食味が良いことで知られる。

 加須市栄の大曽営農組合の代表で、おおや農園社長の大谷寿男さん(56)は「五百川は今年初めて作る品種。初日に2町3反(約2・3ヘクタール)分を全部刈り取る」と話した。

 同組合は加須ブランドのコメ「北川辺こしひかり」をメインに大規模栽培を行っている。北川辺こしひかりは8月中旬から稲刈りが始まる。組合で今年刈り取る総面積は約180ヘクタールに及ぶ。

 北川辺地域では2010年から北川辺こしひかりのブランド化推進と販売促進を行っている。問い合わせは、加須市北川辺総合支所農政建設課(電話0280・61・1206)へ。

ツイート シェア シェア