埼玉県などは7日、新型コロナウイルス感染者を新たに1449人確認したと発表した。1日の感染者数としては8月5日の1234人を超えて過去最多となり、5日連続で千人以上となった。県によると、70代の男性1人が死亡した。感染者の内訳は県発表が883人、さいたま市281人、川口市156人、川越市58人、越谷市71人。

　累計感染者は6万4758人（チャーター便帰国者含む）、死者は854人（7日午後7時現在）。

　7日午後9時時点の重症者は75人、感染者の入院は1046人、ホテル療養603人、自宅療養8543人、退院・療養終了は5万468人。

　県管轄で詳細が判明したのは未就学児から90代の男女871人。クラスター（感染者集団）関係では、県内高齢者福祉施設で1人が感染し計5人、県内乳幼児施設で1人が感染し計9人、県内障害者福祉施設で1人が感染し計20人、県内製造工場で1人が感染し計20人となった。会食関係では10～60代の男女22人が感染。ワクチン2回接種済みでは10～90代の男女27人が陽性となった。

　県感染症対策課は「クラスターはそんなに多くないが、（全体の）数が多くなっており、感染がまん延している状況と考えられる」としている。

　さいたま市によると、感染が判明したのは未就学児～90代の男女281人。うちワクチン接種済みの4人が感染し、中等症は8人。同市東清掃事務所に勤務する50代男性職員の陽性が判明したほか、市内の専門学校に通う10代の女子学生2人、クラスターが発生している市内学習塾に通う10代の男子生徒1人、市内別々の保育園に通う女児2人の感染が分かった。

　川口市によると、感染が判明したのは10歳未満～80代の男女156人。うちワクチン接種済みの2人が感染した。

　川越市によると、感染が判明したのは10歳未満～80代の男女58人。市内在住の49人のうち26人は家族や職場などに陽性者がいた。23人は感染経路は不明。

　越谷市によると、感染が判明したのは未就学児～70代の男女71人。うちワクチン接種済みの1人が感染した。また、市内の民間児童福祉施設で利用者5人、職員3人の計8人の感染が判明し、クラスターが発生したと公表した。