<統一地方選>天国の父も喜んでいると思う 県議選・南2区、岡村氏が初当選 前川口市長の娘「遺志継ぐ」
2019/04/08/00:00
「川口市から女性の県議は一人も出ていない。私を県政に送り出してほしい」と訴えた無所属の新人岡村ゆり子氏(38)が初当選した。
選挙事務所に吉報が舞い込むと、事務所は歓声に包まれた。「天国の父も喜んでいると思う。県議会では女性の立場から議会改革に取り組み、地元川口と県政の懸け橋として尽力していく」と決意を語った。
2013年12月に市長の任期途中で急逝した岡村幸四郎氏の次女で、15年4月に市議選に立候補してトップで初当選。4年後の今回、県議を目指した。
「川口自民党」と呼ばれるほどの強固な地盤のある地域。幸四郎氏は元自民県議で自らも近い立場だが、4年前と同様に無所属で挑んだ。
「意志を貫き、遺志を継ぐ。川口を一番輝くまちに」と訴え、唯一の女性候補として戦ってきた選挙戦。川口に新風を吹き込んだ。