ユニクロも充実!巨大な商業施設“エミテラス所沢”9月24日オープンへ 所沢駅西口に整備中、テナント全142店も決定 グランエミオと共通アプリ便利、駐車場の空き確認可 施設内は“国内最大級”のすごさ誇る
西武線所沢駅西口に整備中の大型商業施設「エミテラス所沢」(埼玉県所沢市東住吉)の開業日が9月24日に決定した。共同開発する西武リアルティソリューションズ(本社・東京都豊島区)と住友商事(本社・東京都千代田区)が7月31日に発表した。テナント全142店舗が決定し、デジタルコンテンツを楽しめる空間や、所沢の街並みを一望できる屋上庭園が整備された。
4層の商業フロアに映画館や食品スーパー、服飾ブランドなどが入る。施設中央には、国内の商業施設で最大級の縦7メートル×横12メートルのLEDビジョンを備える吹き抜け空間「センターコート(仮称)」を設置。人の動きやスマートフォンと連動するデジタルコンテンツを映し出し、スポーツや音楽ライブなどのイベントも開催する予定。
遊具やベンチを設置した屋上庭園は、晴天時に富士山やプロ野球埼玉西武ライオンズの本拠地「ベルーナドーム」を望むことができる。所沢市内のナラ枯れ対策で発生した間伐材をリサイクルした舗装材や、ベルーナドームの人工芝なども活用し、環境に配慮した。
6日からは所沢駅ビル「グランエミオ所沢」との共通アプリの提供を開始する。ショップ検索やポイント利用、駐車場の空き情報の確認などに活用できる。
■ユニクロも決定(以下、施設名称発表時の記事)
西武線所沢駅西口の西武鉄道所沢車両工場跡地(所沢市東住吉)で建設中の大型商業施設について、西武リアルティソリューションズ(本社・東京都豊島区)と住友商事(本社・東京都千代田区)は4月18日、名称を「エミテラス所沢」として9月に開業すると発表した。全142店舗のうち139店舗が公表され、車両工場の「引き込み線」や実際に使用した「運転用シミュレーター」を敷地内に設置する。
同施設は地上7階建てで、商業フロアは4層。敷地面積は約3万4千平方メートル、延べ床面積は約12万9千平方メートル。既に発表されたキーテナント11店舗に衣料品大手「ユニクロ」が加わるほか、秩父名物豚みそ丼「ちんばた」、市内の洋菓子店「お菓子の工房エミール」の新業態「Petit luxe EMILE」など埼玉、所沢ゆかりの店を含む計139店舗を公表した。うち県内初出店が22店舗、市内初出店が91店舗。最新の上映設備を体感できる映画館「T・ジョイ エミテラス所沢」や、子育て世帯向けに子どものプログラミングや英語、ダンス教室も出店する。
敷地内には鉄道車両を製造、修繕していた車両工場の名残を伝えるレガシーを設置。本線と車両工場を結ぶ線路「引き込み線」を当時の軌跡に埋め込む。また、実際に西武鉄道が運転士養成で使用した黄色い車体の「2000系」を模した運転用シミュレーターを館内に設置する(展示のみ)。
半径5キロほど、車で約20分圏の市内外の住民や西武新宿、池袋線の利用者らを中心に、年間来館者数1200万~1500万人を見込む。周辺施設も合わせて所沢駅の利用者数は1日当たり約22万人(2019年)から3万人増を見込み、都心への消費支出を流出から流入へ転換することを目指すという。西武リアルティソリューションズ沿線開発事業室の川田武課長は「西武グループとして所沢エリアにさまざまな仕掛けをつくってきたが、所沢駅西口開発は最後のピース」と説明した。
エミテラスは「ほほ笑み」と、居心地の良さをイメージした「テラス」を組み合わせた名称。人、都市、自然を表現したロゴも発表された。
■H&Mやニコアンドも決定(以下、11キーテナント発表時の記事)
西武リアルティソリューションズ(本社・東京)と住友商事(同)は、西武線所沢駅西口の西武鉄道所沢車両工場跡地(所沢市東住吉)で建設を進めている大型商業施設について、約150店舗のうち11のキーテナントが決まったと発表した。全12スクリーンを備えたシネマコンプレックスや食品スーパー、服飾ブランドなどが入る。今秋開業予定。
商業施設は地上7階建てで、1~4層が商業エリア。施設の敷地面積は約3・4ヘクタール、延べ床面積は約12・9ヘクタール。11店舗で約2ヘクタールを占める。1階はスーパーマーケット「サミット」やファッション、生活雑貨などを扱う「ニコアンド」が入店。2階は「H&M」や「ドットエスティ」、「アクタス」が入る。3階は「アカチャンホンポ」や「スポーツデポ」、「ジュンク堂書店」と「ノジマ」が出店を予定している。
シネマコンプレックスは4階に入り、1800席の規模となる。「ティ・ジョイ」などが運営し、店名は未定。同階には「ナムコ」も入る。