埼玉新聞

 

<新型コロナ>大宮の病院でクラスター、ワクチン2回接種も 埼玉1696人感染、BBQ参加の女性もか

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは13日、新たに1696人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。12日の1528人を上回り、2日連続で過去最多を更新した。新規感染者の内訳は県発表が1016人、さいたま市377人、川口市136人、川越市68人、越谷市99人。

 これまでに確認された感染者は7万2869人(チャーター便帰国者含む)、死者は858人(13日午後6時現在)。

 12日午後9時時点の重症者は107人、感染者の入院は1159人、宿泊療養611人、自宅療養1万2332人。退院・療養終了は5万2138人。

 県によると、県管轄で前日午後分を含めて詳細が判明したのは未就学児~100代男女968人。年代別では20代が250人(25・8%)で最も多く、40代163人(16・8%)、50代151人(15・5%)と続いた。これまでに感染が報告されている県内学校では新たに教職員1人、学生5人が感染し計23人、県内児童施設では新たに利用者1人、計13人が感染した。ワクチン2回接種済は20~90代の36人で、いずれも重症化していないという。会食は10~50代の男女30人。20代女性1人は、7月下旬に参加したバーベキューで感染したとみられる。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女377人。3日連続で最多を更新した。中等症は18人。50代以下が349人で9割以上を占めた。40代男性は市立病院の医療技術員。大宮双愛病院(大宮区堀の内町)で医療従事者など5人、入院患者10人の計15人が陽性となり、市はクラスター(感染者集団)と認定した。市内医療機関では4例目。60代の男性入院患者は重症。4日に内科・整形外科病棟に入院中の70代男性患者の陽性が分かり、同じフロアの対象者216人を検査し判明した。現在17人が検査を実施予定。陽性者15人のうち、4人はワクチンを2回接種していた。

 川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女136人。市内の障害者福祉施設で15人(職員1人、利用者14人)の感染が分かり、クラスターと認定した。この施設では6日に利用者1人の感染が分かり、13日までに15人になった。

 川越市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女68人。1日当たりの発表者数としては過去最多を更新した。

 越谷市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満~60代の男女99人。

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