埼玉新聞

 

大河「青天を衝け」ドラマ後半へメインビジュアルを公開 写真家、吉沢亮さんを絶賛「まさに『渋沢栄一』」

  • 東京国立博物館の庭園で撮影された大河ドラマ「青天を衝け」後半のメインビジュアル(NHK提供)

 深谷市出身の実業家・渋沢栄一が主人公の大河ドラマ「青天を衝(つ)け」が、15日から放送再開されることを受け、NHKはドラマ後半のメインビジュアル(全7種)を、ホームページなどで公開した。

 今回の撮影は、東京都台東区の東京国立博物館の庭園と表慶館、同北区の赤煉瓦酒造工場(旧醸造試験所第1工場)と、渋沢が生きた時代の趣を色濃く残す場所や、ゆかりのある建物で行われた。

 撮影を担当した写真家の瀧本幹也さんは「多岐にわたり手腕を発揮した、渋沢栄一ならではのメインビジュアルとは何かを模索した。激動の時代を生き、さまざまな顔を持つ渋沢栄一を表現するには、多角的に描くのが最適だと考え、さまざまなシチュエーションでの撮影を行い、複数枚のポスターで展開することにした。ファインダー越しの吉沢亮さんは時代をさかのぼり、まさに『渋沢栄一』としてたたずみ、りりしく美しかった」と絶賛した。

 渋沢栄一役の吉沢亮さんは「江戸から昭和まで激動の時代を、激動の荒波にのまれる人々を、誰よりも見続けた人。そんな彼の目線の先に広がる何かをイメージしながら、撮影させていただいた。前回の物とはまた違う、別の色の熱量がこもったビジュアルになったと思う」とコメントしている。

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