<新型コロナ>自宅療養の男性など5人死亡…埼玉3074人感染、2日間で クラスター発生 入院制限も
埼玉県などは15日から16日にかけて、新型コロナウイルスに感染していた60~80代の男性5人が死亡、新たに計3074人の感染を確認したと発表した。15日は60代男性1人が死亡し、1773人が感染、16日は4人が死亡し、1301人が感染。16日の新規感染者の内訳は県発表が968人、さいたま市125人、川口市92人、川越市32人、越谷市84人。
これまでに確認された感染者は7万7743人(チャーター便帰国者含む)、死者は864人(16日午後6時現在)。
16日午後9時時点の重症者は124人、感染者の入院は1169人、宿泊療養617人、自宅療養1万4881人。退院・療養終了は5万5818人。
県によると、県管轄で16日に詳細が判明したのは、前日午後分も含め未就学児~100代の男女1094人。会食では13人が感染したとみられる。36人がワクチンを2回接種していた。感染経路は家庭内感染が400人判明し、県感染症対策課は「同居家族で子どもまで全員が感染してしまうパターンがほとんど」と説明した。
さいたま市によると、60、70代の男性3人が死亡した。70代男性は8日に感染判明後は軽症で自宅療養していたが、13日に容体が急変し亡くなった。医療機関に入院していた70代男性はワクチンを2回接種していた。市内の死者は111人。感染が判明したのは10歳未満~60代の男女125人。中等症は1人。緑区の通所型介護施設(名称非公表)で職員6人、利用者8人の計14人が陽性だったとして、市はクラスター(感染者集団)と認定した。14人のうち3人はワクチンを2回接種していた。保健所によると、マスクを外してしまう利用者も多かったという。
川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女92人。60代と80代が1人ずつのほかは全員50代以下。また、それぞれ勤務場所が違う20代の市職員男性2人が感染した。
川越市によると、感染が判明したのは10~50代の男女32人。川越少年刑務所はさいたま拘置支所の30代の男性職員1人が感染したと発表した。
越谷市によると、感染が判明したのは未就学児~80代の男女84人。市危機管理室の女性職員、消防署大相模分署の30代男性職員、市立病院看護部の30代女性職員が新たに感染した。同病院は14日から一部病棟で新規入院や他の病棟への転棟を制限している。