21年の高校入学生、総数9年連続で減少 埼玉県教育局「少子化で全体的に減少」 私立高の入学者は増加
2021/08/18/00:00
県教育局は17日、2021年4月に県内国公立私立高校に入学した生徒の状況調査の速報を発表した。全日制・定時制の入学者総数は前年度比1652人減の5万4199人で、9年連続で減少した。
全日制入学者は5万3095人で、そのうち公立高校は前年度比1626人減の3万5047人。全日制・定時制入学者全体に占める割合は64・7%だった。私立は119人増の1万7891人で33・0%だった。定時制入学者は143人減の1104人で2・0%。
全日制公立高校入学者のうち、県内中学校卒業者が占める割合は98・6%(前年度比0・1ポイント減)、私立高校入学者は91・0%(同0・8ポイント増)だった。通信制の入学者は前年度より17人減の870人だった。
同局教育政策課は「少子化で中学の卒業生徒数が減少し、全体的に減少している」とし、私立高校入学者の増加については「全国的な傾向として、国や県の補助金などを利用した進学が増えている」と説明した。