埼玉新聞

 

<新型コロナ>自宅療養中に死亡、50代の会社員が…埼玉加速2170人感染 大学で拡大、またBBQ客も

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは19日、新型コロナウイルスに感染していた2人の死亡と、新たに2170人の感染を確認したと発表した。1日当たりの感染者としては最多を更新し、初めて2千人を超えた。感染者の内訳は、県発表が1540人、さいたま市358人、川口市95人、川越市82人、越谷市95人。

 さいたま市で過去の陽性者1人の取り下げがあり、これまでに確認された感染者は8万2996人(チャーター便帰国者含む)、死者は866人(19日午後7時現在)となった。

 18日午後9時時点の重症者は126人、感染者の入院は1220人、ホテル療養644人、自宅療養1万5280人。退院・療養終了は5万8070人。

 県によると、70代女性1人が死亡した。県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女1139人。県内の大学で同じ寮に住む10~20代の女子学生4人が感染した。会食では10~70代の男女22人が感染したとみられ、うち1人はバーベキューを行っていた。

 県感染症対策課は「増加スピードが速く、1日の感染者数が12日に1500人を超えてからわずか1週間で2千人を超えた」とし、「医療体制に影響が出ている。これまで以上に歯止めをかける必要がある」と感染対策の徹底を呼び掛けた。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女358人。17日発表の1人を取り下げた。重症1人、中等症14人。年代別では20代が最多の109人、50代までで約95%を占めた。家庭内感染は43人、調査中は268人。20~90代の14人がワクチンを2回接種していた。

 川口市によると、自宅療養中だった50代の会社員男性が15日に死亡した。新たに感染を確認したのは10歳未満の未就学児から80代までの男女95人。

 川越市によると、10歳未満~80代の男女82人の感染を確認した。1日当たりの発表者数としては過去最多を更新した。

 越谷市によると、感染が判明したのは未就学児~60代の男女95人。市市民活動支援課の40代男性職員が新たに感染したと発表した。

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