埼玉新聞

 

<高校野球>浦和学院、日大山形と初戦 最後の大会だから…森士監督「感謝前面に、選手と一緒に臨む」

  • 浦和学院・森士監督が意気込み

 3年ぶり14度目出場の浦和学院は21日、初戦の2回戦で日大山形と対戦する(10時30分開始予定)。両校はコロナ禍以前、毎年練習試合を行っており、互いを知るチームによる顔合わせになった。浦和学院の森士監督、日大山形の荒木準也監督に、それぞれの印象や警戒する選手などを聞いた。

■浦和学院・森士監督、日大山形・荒木準也監督が抱負

―相手の印象は。

 森「監督さんが甲子園の戦いを熟知していて、走攻守で洗練されたチーム。全体的に水準が高く、まとまっている」

 荒木「2年生エースの宮城投手と吉田匠投手の2人が、ピッチャーの中心だろう。打者は1番から9番まで三振しないメンバーをそろえている」

―警戒したい選手。

 森「(今大会の)開幕試合に登板した投手2人。斎藤投手は打たせ方を知っている。滝口投手は力強く勢いがある。打線も中軸の3、4番で確実に得点を取っていた」

 荒木「一番強い球を投げ、一番いい打者でもあると思ったのは吉田匠君。地方大会の打率は悪かったかもしれないが、いい振りをしていた」

―順延が続く中でのチーム状態について。

 森「(埼玉大会の)疲れを残したまま甲子園に向け急ピッチでチームをつくり直してきたから、(順延されたのは)良かった。(試合)日程も遅いので、非常にいい」

 荒木「われわれは1試合勝って次の試合に臨む。(順延が続くことは)まだ戦っていないチームの方が嫌だと思う」

―意気込みを。

 森「コロナ禍で大会ができることに感謝。その思いを前面に出し、僕自身も最後の大会だから選手と一緒に後悔しないように臨みたい」

 荒木「森さんの最後の夏なので、選手もそれだけの気持ちでくるだろう。ただ、そこまで考える必要はない。浦学を倒すことだけを考える」

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