埼玉新聞

 

<新型コロナ>クラスター発生、ワクチン未接種者ら感染…埼玉1332人感染1人死亡 学校で計30人が

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは23日、新型コロナウイルスに感染していた80代男性1人が死亡、新たに1332人の感染を確認したと発表した。月曜日の感染者数としては過去最多。新規感染者の内訳は県発表が966人、さいたま市96人、川口市134人、川越市28人、越谷市108人。

 これまでに確認された感染者は8万9722人(チャーター便帰国者含む)、死者は870人(23日午後6時現在)。

 22日午後9時時点の重症者は155人、感染者の入院は1283人、宿泊療養668人、自宅療養2万758人。退院・療養終了は5万8775人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは前日午後分を含め未就学児~90代男女942人。県内学校で学生3人が感染し、計30人となった。県内障害者施設では20代女性職員2人が感染し、計36人となった。会食では未就学児~50代男女21人が感染し、ワクチン2回接種済みでは10~80代男女38人が感染した。県立がんセンターでは患者や職員3人の感染が確認された。

 さいたま市によると、80代男性が18日に死亡した。市内の死者は114人目。感染が判明したのは10歳未満~80代の男女96人。南区の障害児通所施設の職員3人と4~11歳の利用者8人の計11人の感染が判明し、市はクラスター(感染者集団)と認定した。16日に職員1人、19日に職員2人の感染が分かり、利用者22人を含め検査を実施して、21日に8人の感染が判明した。職員20人のうち10人はワクチンを2回接種済みで、感染した3人は未接種だった。名称は非公表。クラスター関連では、大宮双愛病院で入院患者の70~80代女性3人の感染が新たに判明し、計36人となった。3人はいずれも中等症。

 川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~70代の男女134人。民間保育園の園児1人の感染も分かり、同園は23日から当分の間、休園する。ほかに上下水道局や経済部、南消防署などの市職員4人の感染が分かった。

 川越市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女28人。

 越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代以上の108人。感染者は前日に続き100人台になった。

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