埼玉新聞

 

<新型コロナ>大宮の病院クラスター計40人に…埼玉1316人感染、2保育園が休園 50代含む5人死亡

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは24日、新型コロナウイルスに感染していた50~70代の男女5人が死亡、新たに1316人の感染を確認したと発表した。前週の火曜日より317人減ったが、22日連続で千人を上回った。新規感染者の内訳は県発表が807人、さいたま市287人、川口市68人、川越市48人、越谷市106人。

 これまでに確認された感染者は9万1038人(チャーター便帰国者含む)、死者は875人(24日午後6時現在)。

 23日午後9時時点の重症者は156人、感染者の入院は1290人、宿泊療養678人、自宅療養1万8674人。退院・療養終了は6万3080人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは前日午後分を含め未就学児~90代男女847人。県内の医療機関では入院患者と職員が感染し、計19人となった。県内学校では学生2人が感染し、計32人となった。会食では10~50代男女13人が感染し、ワクチン2回接種済みでは10~80代男女47人が感染した。

 さいたま市によると、市内医療機関に入院していた70代女性が22日、60代男性が24日に死亡した。市内の死者は116人。感染が判明したのは10歳未満~80代の男女286人。10人がワクチン2回接種済み。重症1人、中等症9人。クラスター(感染者集団)関連では、大宮双愛病院で新たに入院患者の80代女性1人と看護師ら職員3人の感染が判明し、感染者数は計40人。陸上自衛隊大宮駐屯地で、隊員1人が感染し計53人。市内保育園で保育士2人、園児2人が感染し計5人となった。

 川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女68人。市環境部の収集業務課の20代職員の感染が分かった。ほかに、園児1人が感染した保育園が24日から、職員2人が感染の保育園が25日から、それぞれ当分の間の休園を決めた。

 川越市によると、感染が判明したのは10歳未満~70代の男女48人。

 越谷市によると、県内の医療機関に入院していた70代男性が20日に死亡した。感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満~90代以上の男女107人。うち60代の女性が中等症となっている。

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