<新型コロナ>40代を含む5人死亡…埼玉1709人感染、新クラスター発生 計34人感染の学校も
埼玉県などは26日、新型コロナウイルスに感染していた40~80代の男女5人が死亡、新たに1709人の感染を確認したと発表した。前週の同じ曜日を下回ったが、24日間連続で千人を超えた。新規感染者の内訳は県発表が1027人、さいたま市347人、川口市130人、川越市83人、越谷市122人。
これまでに確認された感染者は9万4359人(チャーター便帰国者含む)、死者は882人(26日午後6時現在)。
25日午後9時時点の重症者は164人、感染者の入院は1277人、宿泊療養643人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは前日午後分を含め未就学児~90代男女994人。県内障害者施設で職員と入所者16人が感染し、計54人となった。県内高齢者施設では職員と入所者6人が感染し、計39人。そのうち約8割はワクチン接種が完了していたという。県内の学校では10代の学生2人が感染し、計34人となった。会食では20~50代男女10人が感染し、ワクチン2回接種済みでは30~90代男女58人が感染した。県立歴史と民俗の博物館では職員1人が感染し、当面の間休館とすると発表した。
さいたま市によると、40代男性が18日、50代女性が25日、70代男性が25日に死亡した。市内の死者は119人。感染が判明したのは10歳未満~90代の男女347人。クラスター(感染者集団)関連では、南区の障害児通所施設で新たに利用者2人が陽性となり、感染者数は計13人。市内医療機関で入院患者2人、医療職ら職員8人の計10人の感染が判明し、調査を進める。市内保育園で園児3人が感染し、感染者は園児4人、職員5人の計9人となった。
川口市によると、80代の女性2人が17日と20日にそれぞれ亡くなった。感染が判明したのは10歳未満~90代の男女130人。市経済部の30代男性職員の陽性が分かった。また、22日と23日の発表分について、感染者の重複があったたとして2人を取り下げた。
川越市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女83人。一日当たりの発表者数としては過去最多を更新した。
越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満~70代の男女122人。市内介護老人福祉施設でクラスターが発生。20代と30代の男性職員2人、利用者で60代以上の高齢者男女8人、計10人の感染が判明した。利用者はすでにワクチンを接種していた。