畳910枚の処分、無許可で請け負う 容疑の女逮捕 空き地に畳を投棄、現場脇で作業の男性から通報/県警
2019/04/10/00:00
産業廃棄物の畳の処分を無許可で請け負ったとして、県警生活経済課と東松山署は9日、廃棄物処理法違反(受託禁止)の疑いで、群馬県大泉町坂田、ブラジル国籍のリサイクル業の女(50)を逮捕した。
逮捕容疑は、県知事の許可を受けずに、川口市内の解体業者から畳910枚(計約8トン)の処分依頼を代金32万円で受託した疑い。「廃畳の処分は依頼されていない」と容疑を否認しているという。
同課によると、解体業者は女が指定した東松山市大谷の空き地に畳を搬入して投棄。畳は東京都杉並区や千葉県柏市のアパート解体工事現場から出たものだった。知人の男が案内し、業者9人がダンプ4台で搬入。女と解体業者は別の業者を介して知り合ったという。
昨年4月9日、現場脇で作業していた工場施行業者の男性から「畳が大量に捨てられている」と東松山署に通報があり、県警が捜査していた。
県警は女と解体業者らについて、同法違反(不法投棄)の疑いもあるとみて調べている。