埼玉新聞

 

<新型コロナ>50代男性、自宅で死亡 埼玉で1524人感染、5人死亡 さいたまの病院でクラスター

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは27日、新型コロナウイルスに感染していた5人の死亡と新たに1524人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は、県発表が996人、さいたま市246人、川口市160人、川越市38人、越谷市84人。

 県は22日、23日発表の感染者計2人に重複があり、これまでに確認された感染者は9万5881人(チャーター便帰国者含む)、死者は887人(27日午後7時現在)となった。

 26日午後9時時点の重症者は161人、感染者の入院は1284人、ホテル療養633人。

 県によると、50~90代男性3人が死亡した。90代男性はワクチンを2回接種済みだった。県管轄で詳細が判明したのは前日午後判明分を含め、未就学児~90代の男女1011人。クラスター(感染者集団)関連では、県内医療機関で50代女性1人が感染し計20人、県内障害者施設で40代~70代女性3人が感染し計57人、県内高齢者施設で30代男性1人が感染し計40人、県内学校で10代男子学生が感染し計35人になった。会食では10~60代男女12人が感染したとみられる。10~90代の男女54人がワクチン接種済みだった。県企業局では30~50代の男性職員5人が感染した。

 春日部市は27日、子ども未来部の50代男性職員が新型コロナに感染し自宅で死亡したと発表した。同部では、これまでに10人の感染者が判明。一部窓口業務の縮小などの対応を取っていた。

 さいたま市によると、80代男性が24日に死亡した。市内の死者は120人目。感染が判明したのは10歳未満~90代の男女246人。入院患者2人と看護師ら職員8人の感染が判明していた医療機関について、市はクラスター(感染者集団)と認定して、西部総合病院(桜区上大久保)と公表した。職員8人のうち7人はワクチンを2回接種済み。同病院はホームページで、入院患者11人、職員8人が感染したと公表している。市教委によると、市立小学校勤務の30代男性教諭が22日にワクチンを接種後に発熱の症状が出て、25、26日に通常出勤して、27日に陽性と判明した。

 川口市によると、23日に入院中の50代男性が死亡した。新たに感染を確認したのは10歳未満の未就学児から80代までの男女160人。また、市役所企画財政部の30代職員男性の陽性が分かった。

 川越市によると、10歳未満~60代の男女38人が感染。

 越谷市によると、10歳未満から80代までの男女84人の感染が確認された。

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