埼玉県などは28日、新型コロナウイルスに感染していた1人の死亡と、新たに1608人の感染を確認したと発表した。土曜日としては前週1875人から267人減り、3日連続で前週同一曜日を下回った。感染者の内訳は、県発表が986人、さいたま市314人、川口市126人、川越市57人、越谷市125人。

　これまでに確認された感染者は9万7489人（チャーター便帰国者含む）、死者は888人（28日午後7時現在）。

　27日午後9時時点の重症者は163人、感染者の入院は1309人、ホテル療養は638人。

　県管轄で詳細が判明したのは前日午後分を含め未就学児～90代男女970人。県内医療機関に入院していた50、60代女性2人が感染し、22人となった。県内障害者施設では入所者の40、50代男性2人が感染し59人に上った。別の障害者施設では入所者の20～60代男性16人が感染し、29人となった。県内学校では10代男子学生1人が感染し、36人となった。会食では10～40代男女11人が感染したとみられ、ワクチン2回接種済みでは20～80代男女48人の感染が確認された。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女314人。クラスター（感染者集団）関連では、西部総合病院で新たに同じ病棟の入院患者19人、看護師ら職員2人の陽性が判明し、感染者数は計31人となった。患者8人、職員2人はワクチン2回接種済み。患者10人が中等症。大宮双愛病院で入院患者1人が感染して計42人。

　川口市によると、25日に入院した80代男性が27日に死亡した。市内の死者は86人。感染が判明したのは10歳未満～70代の男女126人。60代以上の感染は2人。家庭内感染が57人だった。

　川越市によると、新たに感染が判明したのは10歳未満～80代の男女57人。市内在住の53人のうち34人は家族や職場などに陽性者がいた。

　越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満～80代の男女125人。クラスター関連では、市内介護老人福祉施設の利用者2人が感染し、感染者数は計12人となった。