埼玉新聞

 

<新型コロナ>苦しむ患者、搬送できず 自宅療養の救急要請が急増 入院先ない…長時間対応の隊員にも負担

  • 患者をビニールで隔離するアイソレーターを装備した救急車両

  • 感染を予防する自動心臓マッサージ機=いずれも蓮田市閏戸の市消防本部

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、自宅療養中の患者からの救急搬送要請が今月に入って急増している。救急隊員が駆け付けるものの入院先が見つからず、対応が長時間に及ぶことも。「苦しんでいる患者さんを搬送できないことが何よりつらい」。蓮田市消防本部の新井智消防長は直近の事例に触れ、緊迫の度合いを増す救急現場の実態を語った。

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