<新型コロナ>学校クラスターで生徒感染、同じ文化系の部活…埼玉996人感染 自宅で男性死亡、40代も
埼玉県などは31日、新型コロナウイルスに感染していた40~90代の男女4人が死亡、新たに996人の感染を確認したと発表した。1日の感染者としては8月2日以来29日ぶりに千人を下回った。新規感染者の内訳は県発表が616人、さいたま市221人、川口市62人、川越市44人、越谷市53人。
これまでに確認された感染者は10万1052人(チャーター便帰国者含む)、死者は894人(31日午後6時現在)。
30日午後9時時点の重症者は154人、感染者の入院は1337人、宿泊療養616人、自宅療養1万104人。退院・療養終了は8万3870人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女603人。クラスター(感染者集団)では、県内医療機関で50、70代女性の入院患者3人が感染し計29人、県内学校で10代の男子学生1人が感染し計37人、県内学校で文化系の部活動に所属する10代女子学生3人が感染し、計8人になった。会食では10~50代の男性5人が感染したとみられている。20~80代の男女25人がワクチン2回接種済みだった。
県感染症対策課は新規感染者が千人を下回ったことについて、「緊急事態宣言の効果が表れてきたと思っている」と話した。
さいたま市によると、60代男性が25日に自宅で、80代男性が25日、90代男性が28日にいずれも市内医療機関で死亡した。市内の死者は123人。市は26日発表の陽性患者1人について、医療機関から発生届の取り下げがあったと発表した。感染が判明したのは10歳未満~90代の男女221人。クラスター関連では、西部総合病院で入院患者3人と看護師1人が感染して計38人。大宮双愛病院で入院患者1人が感染して計43人。南区の学習塾で職員1人が感染して計53人。市内高齢者施設の入居者8人が感染して計10人となった。
川口市によると、入院中だった40代女性が29日に死亡した。感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満~90代の男女62人。市消防局総務課の30代男性の陽性も分かった。
川越市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女44人。
越谷市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満~70代の男女53人。うち50代の男性が中等症。
所沢市は市立中学校に通う1~3年の生徒12人の感染
を発表した。いずれも同じ部活動に所属し、夏休み中の部活で感染したとみられている。