埼玉新聞

 

【東京ウオッチ】楽園に旅する気分味わう―都心でハワイをイメージしたアフタヌーンティー いまのTokyoをつかむイベント情報(17日~25日)

  •  「ハワイアン・アフタヌーンティー・ブースト」のセット(提供写真)

     「ハワイアン・アフタヌーンティー・ブースト」のセット(提供写真)

  •  緑に囲まれた屋外スイミングプール「ガーデンプール」(提供写真)

     緑に囲まれた屋外スイミングプール「ガーデンプール」(提供写真)

  •  トムとジェリーと一緒に写真に納まるアイドルグループ「ももいろクローバーZ」のリーダー百田夏菜子さん=東京・銀座(TOM AND JERRY and all related characters and elements (C) & TM Turner Entertainment Co.(s24))(提供写真)

     トムとジェリーと一緒に写真に納まるアイドルグループ「ももいろクローバーZ」のリーダー百田夏菜子さん=東京・銀座(TOM AND JERRY and all related characters and elements (C) & TM Turner Entertainment Co.(s24))(提供写真)

  •  須田国太郎 グリコのおもちゃコレクション「のりもの(飛行機・電車・車・船)」(1950年代 三之瀬御本陣芸術文化館蔵)(提供写真)

     須田国太郎 グリコのおもちゃコレクション「のりもの(飛行機・電車・車・船)」(1950年代 三之瀬御本陣芸術文化館蔵)(提供写真)

  •  平田晃久「Taipei Roofs」(2017)((C)Dean Cheng)(提供写真)

     平田晃久「Taipei Roofs」(2017)((C)Dean Cheng)(提供写真)

  •  「ハワイアン・アフタヌーンティー・ブースト」のセット(提供写真)
  •  緑に囲まれた屋外スイミングプール「ガーデンプール」(提供写真)
  •  トムとジェリーと一緒に写真に納まるアイドルグループ「ももいろクローバーZ」のリーダー百田夏菜子さん=東京・銀座(TOM AND JERRY and all related characters and elements (C) & TM Turner Entertainment Co.(s24))(提供写真)
  •  須田国太郎 グリコのおもちゃコレクション「のりもの(飛行機・電車・車・船)」(1950年代 三之瀬御本陣芸術文化館蔵)(提供写真)
  •  平田晃久「Taipei Roofs」(2017)((C)Dean Cheng)(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【17日(土)】

 ▽「ANAインターコンチネンタルホテル東京で楽しむ夏休み」(~9月14日、港区・赤坂)

 親子で楽しめるアフタヌーンティーが、赤坂で提供されている。

 常夏の楽園をテーマにした「ハワイアン・アフタヌーンティー・ブースト」のセットが館内レストラン「ザ・ステーキハウス」で味わえる。青い海と砂浜が描かれたボックスの中にトロピカルフルーツなどを使ったスイーツ11種類。鮮やかな色彩がハワイへ旅するような気分を感じさせてくれる。メニュー名にある“ブースト”は「楽しみながらパワーを促進(ブースト)する」意味合いという。

 夏らしいセイボリー(塩味のメニュー)も見逃せない。ローストビーフを使用したオープンサンドやシーフードタコスなど5種を別皿にそろえた。ランチ、ティータイム、ディナーを通して味わえるのも魅力だ。

 マネジャーの平野アレクサンダーさんは「遊び心がたっぷり詰まった演出を満喫できる。子どもから大人までそろってテーブルを囲んでほしい」と話す。

 緑に囲まれた屋外スイミングプール「ガーデンプール」(~9月30日)では、白のデッキチェアやパラソル、浮輪を用意。プールサイドでは、子どもたちのためにかき氷、スムージーなどもそろえた。プレミアムシートで提供される「ブランチボックス」は家族で分け合える。ガーデンプール・マネジャーの平野昭広さんは「プールから東京タワーを望める。都心らしい夏のひとときを親子で過ごしてもらいたい」と話した。

 ○そのほかのお薦めイベント

 【17日(土)】

 ▽「誕生85周年記念 トムとジェリー展 君が笑うと、僕も笑っちゃう」(~19日、中央区・銀座三越)

 1940年に米国のアニメーション作家ウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラが生みだした短編アニメーション「トムとジェリー」。2025年に誕生85周年を迎えるのを記念した展覧会が、銀座で開かれている。

 日本の若者の間でも再ブレークしているという人気作品。描かれるのは猫のトムとネズミのジェリーの楽しい日々だ。本展では「周りを巻き込む天才」である2匹の個性を詳しく紹介。複数の体験型フォトブースでは、アニメの世界に入り込んだような気分に浸れる。数々の名場面の写真を展示したコーナーは圧巻。“日常を笑いに変えるヒント”が会場の至る所で見つけられる。

 展覧会を訪れたアイドルグループ「ももいろクローバーZ」のリーダー百田夏菜子さんは「子どもの頃きょうだいとテレビで見ていた。家族や友人と一緒に訪れて、思い切り笑顔になってほしい」と話した。

 ▽「生誕130年 没後60年を越えて 須田国太郎の芸術―三つのまなざし」(~9月8日、世田谷美術館)

 「東西の絵画の総合」を目指した油彩画家、須田国太郎(1891~1961年)の展覧会が砧公園で開かれている。

 画家が情熱を傾けた絵画(真理)・スペイン(旅)・能狂言(幽玄)を軸に幅広い業績を紹介。造形に魅了され長年収集したという「グリコのおもちゃ」コレクションは意外な人物像を伝える。

 東京・銀座の資生堂ギャラリーで開いたモダンな初個展(32年)の模様を再現したCG映像も興味深い。

 ▽「展覧会『平田晃久―人間の波打ちぎわ』」(~9月23日、練馬区立美術館)

 今春開業した東急プラザ原宿「ハラカド」の外装と屋上デザインを担当し注目を浴びている建築家の平田晃久さんの世界観を一望する展覧会が、練馬で開催されている。

 会場の練馬区立美術館が数年後に平田さんの設計で建て替えとなることから企画された。公共施設や住宅、商業施設など約50件の建築をスケッチ、模型、写真や平田さん自身の動画解説を通して紹介する。

 日本建築学会賞を受賞した「太田市美術館・図書館」(群馬県)は代表作の一つ。地域のランドマークとして市民に愛されている。学芸員の小野寛子さんは「美術館と図書館の区切りがなく、権威主義を一切感じさせない。屋上の開放感と、回遊できる自由な屋内空間が見事に絡まり合っている」と言う。

 平田さんが自作を説明する時に使う言葉が「からまりしろ」だ。例えば「スパゲティの麺が絡まった時、そこに生まれる思いも寄らないような空間」を指すという。テラス空間の屋根の傾きがさまざまな表情を生む台北市の集合住宅「Taipei Roofs」にその哲学がよく現れている。

 小野さんは「建物とその土地が持つ風土との関係性を表現している。大都市だけでなく、熊本県八代市や新潟県小千谷市など地方にも軽やかな建物を築いた。日本の未来を担う建築家の一人だろう」と話した。

 【24日(土)】

 ▽「江戸川区花火大会」(19時15分、江戸川河川敷、事前予約制)

 夏の夜空を彩る花火大会が、江戸川河川敷で開催される。

 打ち上げ総数は1万4千発。今年もコンピューター制御による工夫を凝らした演出が楽しめる。赤と金色の華やかな大型花火、美しい虹色の花火は見逃せない。

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