路面凍結など注意、熊谷で4月降雪は4年ぶり 秩父は積雪2センチ 寒さも忘れる桜と雪の競演「きれい」
2019/04/11/00:00
寒気と低気圧の影響で10日は東日本を中心に冷え込み、関東甲信は山沿いを中心に雪が降った。気象庁は交通障害や路面の凍結、電線や樹木への着雪に注意を呼び掛けている。
埼玉県の熊谷地方気象台によると、熊谷市で4月に雪が降るのは2015年以来、4年ぶり。秩父市では2センチの積雪が観測された。10日は未明から気温が下がり続け、各地の最低気温は秩父市と寄居町で0・5度(午後5時現在)を観測するなど、真冬並みの寒さとなった。
シダレザクラの名所・秩父市荒川上田野の清雲寺を訪れた飯能市のフリーカメラマンの男性(56)は「寒さも忘れさせてくれた。来たかいがあった」と、珍しい桜と雪の競演に満足げ。熊谷市の熊谷桜堤を訪れた深谷市の女性(20)は「雪の中で見る桜もきれい」と、スマートフォンを片手にポーズを決めていた。
11日午後6時までの24時間の予想降雪量は多い地域で、関東北部の山地20センチ、甲信と関東北部の平地10センチとしている。