埼玉新聞

 

小4男児の腹を殴る…擦れ違いざまに 同級生がいじめ、男児不登校に 同級生に常時人員を配置、登校できた

  • 所沢の小学校で複数回のいじめ 市教委が調査報告書

 所沢市教委は31日、昨年7月末から9月にかけて市立小学校に通う男児に、同じ学級の少年による複数件のいじめがあったとする調査報告書を公開した。

 市教委や報告書によると、いじめを受けていたのは当時小学4年生の男児。同じ学級の少年から擦れ違いざまに腹を殴られたり、窓枠に腕を押し付けられるなどのいじめを受けていた。事案は計8件で、報告書は6件について「いじめに該当する」、2件を「いじめに該当する可能性が高い事案」としている。

 男児は事案の発生を理由に学校を30日以上欠席した。学校は男児が安心して登校できるように少年をほかの学級で学習・生活させたり、少年に常時人員を配置するなどの対応を取った。対応は4年生の学年末まで行われ、男児は登校できるようになった。

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