埼玉新聞

 

必死でボタン操作…男性2人、気付いたら90万円以上の被害に かかってきた1本の電話から事件始まる

  • 還付金詐欺相次ぐ=川口市

 川口署は1日、川口市で還付金詐欺が2件発生したと発表した。

 同署によると、8月24日午後4時半ごろから数回、市内の無職男性(65)方に、市職員などを名乗る男から「法改正があり健康保険料が減額された」などと電話があった。男性は市内の金融機関の現金自動預払機(ATM)で、金融機関職員を名乗る男の指示通りに現金計約94万円を指定された口座に振り込んだ。

 25日には、別の無職男性(77)方にも正午すぎから数回、市職員などを名乗る男から「累積医療費の還付手続きがされていない」などと電話があり、男性はさいたま市南区の金融機関出張所に設置されたATMから約91万円を振り込んだ。いずれもボタン操作に必死で、振り込んだ後で不審に思ったという。

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