埼玉県などは3日、新型コロナウイルスに感染していた6人の死亡と新たに925人の感染を確認したと発表した。1日の感染者数としては3日ぶりに千人を下回った。感染者の内訳は、県発表が541人、さいたま市138人、川口市166人、川越市29人、越谷市51人。

　これまでに確認された感染者は10万4295人（チャーター便帰国者含む）、死者は906人（3日午後7時現在）。

　2日午後9時時点の重症者は160人、感染者の入院は1331人、ホテル療養647人、自宅療養8144人。退院・療養終了は8万9469人。

　県によると、70代男性、80代女性の2人が死亡した。県管轄で詳細が判明した新規感染者は、前日午後判明分を含め、未就学児～100代の男女600人。県内大学の運動部で30代の男性教職員1人、男子学生2人が感染し計11人、県内医療機関で60代女性職員1人が感染し計35人、県内障害者施設で20、50代女性職員2人が感染し計62人となった。会食では20～80代の男女6人が感染したとみられる。20～80代の男女45人は、ワクチン2回接種済みだった。

　さいたま市によると、市内のいずれも70代の男性と女性が死亡した。新たに感染が判明したのは、未就学～80代までの男女138人。クラスター（感染者集団）関連では、大宮双愛病院で入院中の女性1人が陽性になり計46人、西部総合病院でも入院中の女性患者1人が陽性になり計42人となった。未就学の保育園児や市内の高校生、介護職員らが感染しており、各施設で調査を進めている。

　川口市によると、入院中だった60代男性が8月31日に死亡した。新たに感染を確認したのは10歳未満の未就学児から60代まで男女166人。市子ども部の40代の男性職員の陽性が分かった。

　川越市によると、入院していた50代の男性が1日に死亡した。新規感染者は10歳未満～60代の男女29人。

　越谷市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～80代の男女51人。