<新型コロナ>教諭感染で学年閉鎖も…埼玉450人感染、東京の影響大 50代死亡 中学校で学級閉鎖へ
埼玉県などは6日、新型コロナウイルスに感染していた50代と80代の男女2人が死亡、新たに450人の感染を確認したと発表した。500人を下回ったのは7月26日以来42日ぶり。新規感染者の内訳は県発表が298人、さいたま市56人、川口市58人、川越市15人、越谷市23人。
これまでに確認された感染者は10万6631人(チャーター便帰国者含む)、死者は910人(6日午後6時現在)。
5日夜時点の重症者は146人、感染者の入院は1332人、宿泊療養633人、自宅療養7579人。退院・療養終了は9万3328人。
県によると、県管轄で50代男性1人が死亡した。感染の詳細が判明したのは、前日午後判明分を含む未就学児~70代の男女354人。クラスター(感染者集団)関連では、県内の医療機関で60~70代女性の入院患者3人が感染し、計40人になった。会食では10~50代男女3人が感染したとみられる。10~70代男女17人はワクチン2回を接種済みだった。県教育局によると、西部地区の県立学校で30代女性教職員1人が感染し、8日まで学年閉鎖とした。県感染症対策課は感染者数の減少を「緊急事態宣言の効果がみられる。東京の陽性者が減った影響が大きい」と話した。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女56人。
川口市によると、入院中だった80代女性が3日に死亡した。感染が判明したのは10歳未満~70代の男女58人。市建設部の50代の女性職員のほか、市立中学校で同じクラスの男子生徒3人の感染が分かった。中学校は10日まで学級閉鎖する。
川越市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女15人。うち8人は家族、職場、学校などに陽性者、7人は感染経路不明。
越谷市によると、感染が判明したのは10~50代の男女23人。市給食課学校給食センターの40代男性職員が感染した。