埼玉新聞

 

<新型コロナ>ミス…保健師ら確認忘れ、空の注射器を女性に刺す 集団接種会場で ワクチンなく空気入る

  • 秩父市役所=秩父市熊木町

 秩父市は8日、7月4日に実施した新型コロナワクチンの集団接種で、ワクチンを入れていない空の注射器を女性に刺すミスがあったと発表した。接種した医師が直後に気付き、適切にやり直したという。健康被害は確認されていない。

 市によると、同市大野原の市文化体育センターで65歳以上612人を対象に行ったワクチン接種で、女性に注射器にワクチンを充填(じゅうてん)しないまま空気03ミリリットルを注射した。ワクチンのバイアル(瓶)一つから注射器6本に充填するが、そのうち1本の充填を保健師らが確認しなかったのが原因。市は7月5日に県に報告したが、健康被害が出ていないことから、市の判断で公表しないことを決めていた。

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