埼玉新聞

 

レストランやスパも 埼玉・熊谷にスポーツホテル開業 レストランはガラス張り、温浴施設はサウナなど完備

  • グラウンドに隣接している「熊谷スポーツホテル パークウィング」=11日午前11時35分、熊谷市上川上のさくらオーバルフォート

 ヘリテイジ熊谷は11日、熊谷市上川上の熊谷スポーツ文化公園内の新施設さくらオーバルフォートに整備を進めていた「熊谷スポーツホテル パークウィング」の開業式を行った。多目的ホールやレストラン、スパ、リフレッシュスタジオも備え、アスリートやビジネスマン、地域住民らにラグビー利用だけでなく、幅広い用途で利用してもらうことを目指す。

 さくらオーバルフォートはラグビーチームの「埼玉パナソニックワイルドナイツ」の熊谷への本拠地移転に伴い、県ラグビー協会が建設を進めていた施設。チームのクラブハウスなどがある管理棟や屋内運動場、グラウンドを備えており、ホテルは宿泊棟として整備が進められていた。

 宿泊人数264人のホテルは4階建てで、延べ床面積は6027平方メートル。カプセル型のボックスベッド(117床、素泊まり税込み3025円~)とデスクワークもできるプレミアム(20床、同4235円~)は学生・社会人の合宿やビジネスマンを想定する。 シングル(9室、同5445円~)、ツイン(55室、同7744円~)、スイート(3室、同3万2991円~)はグラウンド側もあり、天然芝グラウンドを一望で

きる。

 グラウンドに面したレストランは開放的な全面ガラス張り。温浴施設はサウナなどを完備し、疲れた体をリフレッシュできる。多目的ホールは1階に最大450人収容のレジェンドホール、2階には最大110人収容のスタービューホールを用意している。

 ヘリテイジ熊谷の杉田憲康社長は「ワイルドナイツの関係者と力を合わせ、ラグビータウン熊谷の確立とスマートシティ熊谷の発展の一助となるよう努力していく」とあいさつ。同協会会長を務める富岡清市長は「ラグビーの試合の有無にかかわらず、ファンや市民、多くの公園利用者にさまざまな用途で利用されると期待している」と話した。

 問い合わせは、同ホテル(電話048・528・1515)へ。

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