埼玉新聞

 

スーパークレイジー君、敗訴しても上告せず「衆院選に出る」 落選しても4年後に戸田市議選リベンジへ

  • 会見する「スーパークレイジー君」こと西本誠氏(中央)ら=7月12日

 戸田市議選で「スーパークレイジー君」の名前で初当選し、市選挙管理委員会に居住実態がないとして当選無効とされ、東京高裁に提訴している西本誠市議(35)は13日、埼玉新聞の取材に「高裁判決で負けた場合は、上告はしないで今度の衆院選で埼玉15区(さいたま市南区、戸田市、蕨市など)で立候補を考えている」と語った。

 西本市議は「衆院選に出る意思は固まっている。負けても4年後の市議選に再度出てリベンジを果たすことも考えている。戸田というこの街に関わり、戸田でずっと政治活動をしていきたい」と話した。同日、戸田市議会の本会議が開かれ、西本市議が一般質問を行った。「これが私の最後の一般質問になる」と、低投票率解消の方策などをたずねた。

 西本市議は今年1月の戸田市議選で初当選したが、「居住実態に疑問」とする市民の異議申し立てを受けて市選管が4月に当選無効を決定。県選管も市選管を支持したため、西本氏は東京高裁に取り消しを求めている。判決は10月21日に予定されている。

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