【ワシントン共同】米連邦最高裁のジャクソン判事は27日放送のCBSテレビのインタビューで、共和党のトランプ前大統領に関して在任中の行為は公務であれば免責特権が適用されるとした7月の最高裁判断について、特別扱いだとして「懸念」を表明した。
最高裁判断は、判事9人のうち保守派6人の多数派意見。ジャクソン氏は異を唱えた3人のリベラル派判事の一人で「裁判所が史上初めて、米国の最高権力者が(自身が法律であるかのように)思い通りにできると宣言した」と反対意見で批判していた。
トランプ氏は在任中の2021年の議会襲撃事件を誘発したなどとして起訴され、免責特権を主張した。